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【マクラーレン・ホンダ】予選最下位の可能性も

2015年03月14日(土)10:33 am

2015年F1開幕戦オーストラリアGPのグリッドが減少の危機にある中、ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)は悩んでいる。マクラーレン・ホンダ新時代のスタートを予選最下位で迎えそうな雰囲気だからだ。

かつて黄金時代を共に築いたビッグネーム、マクラーレンとホンダの組み合わせは、これまでのところ大誤算である。

昨年まで予選最後尾の常連だった小チームのトラブルを考慮すると、もはやマクラーレン・ホンダに隠れる場所はなさそうだ。

ケータハムは消滅し、22年F1で頑張ってきたザウバーは裁判でボロボロ。マノー・マルシャも前途多難だ。

ザウバーは、いつ裁判所に2015年型車を差し押さえられてもおかしくないほか、共同オーナーのモニシャ・カルテンボーンが逮捕される可能性も。13日(金)の時点で、このまま予選と決勝を戦えるかどうか何の保証もない。

「以前にも申し上げたとおり、私は何も話せません」と金曜日遅くに語ったカルテンボーン。

マノー・マルシャとして復活した旧マルシャは13日(金)、昨年型フェラーリのカスタマー・エンジンに火を入れることさえできなかった。チーム資産の売却を決めた際、それまでの走行データを消去してしまったのだ。

今週末中にマシンを動かせるか代表のグレアム・ラウドンに質問したところ、彼はこう答えた。「正直いって分からない」

このように、グリッド後方のチームは走行もままならない。新生マクラーレン・ホンダは現在、上位から1周あたり数秒の遅れを取っている。2009年F1世界王者バトンは、開幕戦オーストラリアGPを最後尾からスタートするかもしれない。

「グリッド最後方からのスタートにならないよう願っている」と、土曜日以降の結果に考えを巡らすバトン。

「できれば20台でスタートしたい」「それが簡単ではないことは、僕ら(マクラーレンとホンダ)だってよく分かっている」

「僕らは、ひとつのチームで戦っている。決して誰かを責めるような真似はしない。いずれ近いうちに競争力を上げたい」と願うバトンだった。

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