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【速報】ザウバー敗訴確定

2015年03月12日(木)15:02 pm

メルボルンの『Age(エイジ)』紙が、スイス籍のF1チームであるザウバーの控訴が棄却され、ギド・ヴァン・デル・ガルデの勝訴が確定したと報じている。

昨年、控えドライバーとしてザウバーに所属していたヴァン・デル・ガルデは、2015年にレギュラードライバーに昇格するという契約をザウバーとの間に取り交わしていた。だが、財政難にあえぐザウバーがこれを一方的に破棄し、さらに多額のスポンサー資金を持ち込めるマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルとの契約を締結。

これに対し、すでにスイスの仲裁機関からザウバーの契約破棄は無効であるとの判断を得ていたヴァン・デル・ガルデは、今週末に行われる2015年F1開幕戦オーストラリアGPに契約通り自分を出走させることを求めてメルボルンの裁判所に訴えを起こしていた。

裁判ではヴァン・デル・ガルデの申し立てが認められる判決が11日(水)に出されていたが、ザウバーがそれに対して控訴していたもの。

今回、ザウバーの敗訴が確定したことで、ザウバーとしては有効な契約を持つエリクソンかナスルの一方を出場させないことにするしかなくなる。だが、そうなればまた新たな訴訟に発展する恐れもあり、ザウバーではオーストラリアGP出走そのものを取りやめる可能性もあるのではないかとのうわさもささやかれている。

さらに、ヴァン・デル・ガルデにはF1出走に必要となる有効なスーパーライセンスを所持しておらず、発給を受けるのも困難だとの見方もあり、明日13日(金)の開幕を迎えるにあたって状況がどう展開するか、まだ予断を許さない状況だ。

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