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ベルガー「メルセデスAMGの優勢は断トツ」

2015年03月12日(木)8:54 am

2015年F1は序盤からライバルとの優勝争いに。そんな展開を予想するメルセデスAMGだが、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、そんなことばを信じない。

下馬評では、メルセデスAMGの実力は他チームを圧倒している。しかしベルガーと同じオーストリア人で元F1王者、現在はメルセデスAMGの会長ニキ・ラウダは今週、オーストラリアGPもそれ以降も上位独占は考えていないと語ったのだ。

ラウダはドイツのテレビ局『RTL』にこう話す。「競争はより厳しくなる。昨年よりタイトにね」

「去年の戦いぶりから、総合優勝のナンバーワン候補はもちろんメルセデスAMGだ。しかしオーストラリアGPでは、おそらくフェラーリが昨年より1秒以上、上回ることだろう。ウィリアムズやレッドブルもまたトップを狙うはずだ」

「まじめな話、今年は順位の変動が起きるだろう。結果がどうなるかは誰も予測がつかない」とラウダ。

だがベルガーの目には、冬季合同テストの走りからメルセデスAMGが他を圧倒しているように映る。

「彼らは断トツのトップだ。間違いない」とオーストリア『Osterreich(エステルライヒ)』紙に語ったベルガー。彼らの次に速いチームでも、最低1周に1秒は遅れをとるという。

「今のF1で、その差はとてつもなく大きい」

むしろベルガーの興味をそそるのは、後方の戦いだ。ウィリアムズ、レッドブル、フェラーリが性能で「ほぼ横一線」とベルガーは見る。

一方バーニー・エクレストンは、フェラーリをはじめとする各チームが今年もっとメルセデスAMGに接近するよう願いつつ、2年連続で彼らの天下となっても問題はないと次のようにドイツ『DPA通信』に語る。

「F1では、ひとつのチームが一時代を築くのはよくある」

「もちろんフェラーリや、その他数チームが彼らに戦いを挑んでくれたらそれに越したことはないが、メルセデスAMGの2人(ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ)がやり合うのなら、それもいい」

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