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20歳のクビアト、フェルスタッペンF1昇格に異論

2015年03月11日(水)21:40 pm

昨年4月、20歳になったばかりのダニール・クビアト(レッドブル)。その彼をして、マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)のF1昇格は早すぎるのではと考えている。

間もなく21歳、「ダニー」と呼ばれることもあるクビアトは、フェラーリに移籍した4度のF1世界王者セバスチャン・ベッテルと入れ替わりにレッドブルにやってきた。

昨年、トロロッソからF1デビューを果たしたときの彼は、まだ19歳であった。

ちなみに2002年にザウバーからF1に打って出たフェリペ・マッサは、クビアトよりひとつ年上の20歳。苦戦が続き、翌年はフェラーリのテストドライバーに逆戻りした。

当のマッサは次のように語る。「僕は20歳でF1にやってきた」「経験不足を感じたよ」

「彼(フェルスタッペン)の才能は認めるが、やはり早すぎると思う」

イギリス『Times(タイムズ)』紙の記事に載ったクビアトも、同じようにコメントしている。フェルスタッペンの一件をきっかけに、2016年から運転免許年齢に達しないドライバーはスーパーライセンスを取れないようにしたFIA(国際自動車連盟)の措置にも賛成だ。

「僕は19歳でF1に上がった」とクビアト。「F1では、すべてがゼロの状態から始まるんだ」

「断言はできないが、恐らく18歳が若さの限界だ。ただ、どうなんだろう。彼はすでにシートを手にした。あとは彼次第だよ」

メルセデスのモータースポーツ部門元主任、ノルベルト・ハウグ。彼は、フェルスタッペンのF1デビューはやっかいな問題だと考えている。

ハウグはドイツ『Focus(フォーカス)』誌に、次のように語った。「もし彼が善戦でもしたら、F1はチャレンジの価値なしといわれかねない」

「逆に苦戦すれば、若すぎた、経験が足らないとレッテルを貼られるだろう」

2003年までF1をドライブしていた彼の父ヨスは、まだ43歳。もちろん息子の活躍を信じて疑わない。

「デビュー戦で重要なのはフィニッシュし、できれば何ポイントか上げることだ」とオランダ『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙に語ったフェルスタッペン父。

「いつか必ずポイントフィニッシュするだろう。そしてチームメート(カルロス・サインツJr.)の前に立ってほしいが、それもやってくれるはずだ」

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