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ジュール・ビアンキの家族、事故責任を問う姿勢

2015年03月11日(水)20:34 pm

5ヶ月前の2014年10月、雨中のF1第15戦日本GP決勝で負った怪我で今も入院中のジュール・ビアンキ(元マルシャ)。父のフィリップさんは、「責任」を問う姿勢を見せている。

この数週間、ビアンキ家からもたらされる情報は決して多くない。フィリップさんは10日(火)、シェアできる情報そのものがないとイタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に次のように語った。

「ジュール(ビアンキ)は、まだ昏睡状態だ」

「彼が目覚めるまで、待つしかできることはない」

「待つのは辛い。たいへんな忍耐を必要とする。しかも、いつ病院から悪い知らせが来ないとも限らない。常に不安だ」

「ジュールを見ならって気持ちを強く持たなければならない。それがジュールのためだ」とフィリップさん。

「いつまでもこの状態では、お医者さんだって何もいえない。目覚めるかもしれないし、このままもあり得る」

「私はいずれ覚醒すると思う。彼が何の目標もなく戦うはずはない」

2015年F1の開幕は近い。今週末、メルボルンのグリッドには20台のF1マシンが並ぶ予定だ。ちょうど一年前、ビアンキが並んだように。

「何ともいえない」と語るフィリップさん。「舞台は回るというやつだ。受け入れるしかない。それが人生だ」

すでにFIA(国際自動車連盟)の事故調査は終わったが、今後、ビアンキ家として事故の幕を引く気にはなれないとフィリップさんはいう。

一家は弁護士を雇ったばかりだ。

「まだどうするか決めていないが、普通のレース状態でなかったのは確かだ」

「責任の所在が誰かにあるとしたら、その者は責任を取らねばならない。絶対にだ」

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