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【マクラーレン・ホンダ】事故絡みのうわさに反論

2015年03月08日(日)6:29 am

先々週、バルセロナで行われたF1冬季合同テストで事故に遭ったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)。壁に衝突した際、記憶障害を起こしたとして深刻度が取りざたされているが、これにチームとアロンソが反発している。

スペイン『El Pais(パイス)』紙は、衝撃から我に返ったアロンソは自分を13歳のカートレーサーと思い込んだと伝えている。

これに対してアロンソは5日(木)、「あと数日でF1開幕だ。さすがに記事のアイデアも尽きたとみえるね」と皮肉たっぷりにツイートした。

「だったら僕がゲームを提案しようじゃないか。もっとも想像力にあふれるつぶやきをRT(リツイート)してあげるよ。(以下ハッシュタグ)#今日はどこで目覚めた?」

さらに彼は、身体トレーニングを再開したと明らかにした。アロンソにとって2015年の開幕は第2戦マレーシアGP(3/27-29)だ。来週末の第1戦オーストラリアGP(3/13-15)は欠場する。

トレーニングのメニューはどのようなものだろう?「自転車30分、水泳30分、ジムで30分だ」「マレーシアは体力的にもっともキツいレースだ。体調100パーセントで臨むよ!」

マクラーレンもアロンソの記憶障害さわぎに、へきえきしている。アロンソの怪我についてレーシング・ディレクターのエリック・ブーリエは、「一般的な脳しんとう」だと、次のようにイギリス『Sky(スカイ)』に話す。

「メディアが活字で伝えるほど劇的な事故ではない」「今はすべて元通りだ」

ブーリエによると、間もなくアロンソはシミュレーター作業に復帰するのに加え、マレーシアで実戦にカムバックする前にFIA(国際自動車連盟)が義務付ける身体テストも、合格は間違いないと自信たっぷりだ。

「(テストは)すでに始まっていて、すべて通常どおりだ」

それでもまだ疑いの目を向ける人々は存在する。最近も元マクラーレンのドライバー、デビッド・クルサードが、イギリス『BBC』にこんなことをいっていた。

「いま伝えられている以上の何かが起きているんじゃないかと思う」とクルサード

現役ドライバーたちもナーバスになっている。安全に敏感なGPDA(F1選手協会)会長アレックス・ブルツの手紙がリークされたのだ。

「感電のうわさは誤り」だとは分かっているが、「事故に関して、その原因やドライバーに及ぼす影響を理解し、医療専門家からの報告も待って、その全体像をつかまなければならない」

「フェルナンド(アロンソ)の体調は、私の立場では何もいえない」。イギリス『Telegraph(テレグラフ)』紙は、ブルツが現役F1ドライバーたちに宛てた手紙から以上の内容を報じた。

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