レッドブルが、ついに今年のシーズン前テストの間に身にまとっていたカムフラージュを取り除き、2015年型車RB11のカラーリングを公開した。
ここまで、レッドブルのRB11は、3回に分け、のべ12日間にわたって行われたF1公式シーズン前テストでは黒と白によるカムフラージュが施され、ライバルチームのカメラマンやデザイナーたちがその細部についてつかみづらくするという手法を取っていた。
だが、その奇抜なカムフラージュがファンの間でもかなり高い人気を示し、レッドブルに対して実際のレースでもそのカラーリングを使って欲しいと呼び掛ける者もいるほどだった。
「我々が違うカラーリングを施したのはこれが最初ではなかったし、もちろんこれが最後の試みとなるわけではない」
「だが、我々は過去10年にわたってダークブルーを自分たちの色として使ってきた。そして、我々はこのダークブルーを今後も用いることになる」
レッドブルは2日(月)にそう語るとともに、公式ツイッターに2015年の本当のレース仕様カラーリングを発表。そこには「Back in colour(色を取り戻した)」とのハッシュタグが設けられている。
さらに、レッドブルは次のように続けた。
「これは、我々が素晴らしい記録を達成してきたレーシング・カラーだ。我々にはF1での長い歴史があるわけではない。だが、ほかのチーム同様、これが我々の伝統となると評価している」
今年のF1公式シーズン前テストは3月1日(日)で終了を迎えたが、レッドブルは翌2日(月)に同じバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで、宣伝活動として認められた「フィルミング・デー」による走行を、この新たなカラーリングで行っている。