27日(金)、FIA(国際自動車連盟)が2015年F1エントリーリスト最終版を出したところ、昨年までのマルシャは”マノー・マルシャ”となっていた。
その名からはロシアとの関係を連想させるが、同国の資本はとっくの昔に引き上げられている。では、なぜ単なるマノーに落ち着かなかったのか。彼らは、2014年F1コンストラクターズ世界選手権で9位に入った。その年間賞金を受け取るには、おそらく何らかの形で旧名を残すしかなかったのだ。
また、マノー・マルシャのエントリーにはただし書きがある。彼らのマシンは「2015年技術規則に完全に合致している」ことが参戦の条件だ。昨年型のマシンが許されればよかったのだが、それは先ごろフォース・インディアによって拒絶された。
他にも条件がある。ドライバーのひとり、ウィル・スティーブンスのスーパーライセンスだ。彼のチームメートが誰になるかは、今も不明である。
旧マルシャと同じくチーム立て直しを目指していたケータハムの名は、最終エントリーリストに載っていない。これで完全に同チームの道は閉ざされ、2015年の最大エントリー数の可能性は20台となった。