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2015年F1直線番長は誰だ?

2015年02月26日(木)7:45 am

先週のバルセロナF1合同テストのスピードトラップを見たところ、2015年F1で直線最速のマシンはウィリアムズだ。

バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)はメインストレートで時速337.5キロを計測。もちろんメルセデス・エンジンの力もあるが、新車FW37は、相当の低ドラッグを誇る。

これにわずか時速1キロ及ばなかったのが、昨年、非力なルノーに苦しんだロータス。ロマン・グロージャンは、先週の合同テストで総合トップタイムを記録した。

「昨年、僕らのマシンは直線で最遅だった」とドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話してニヤリとするのは、グロージャンの僚友パストール・マルドナード。「それが今やトップクラスだからね」

「いかに僕らのマシンが変わったか、はっきり分かる」

同じく昨年、馬力不足が目立ったフェラーリだが、今年は進歩している。時速335.4キロを出したカスタマーチームのザウバーは、カタルーニャ・サーキットの直線で三番めの速さだ。

対照的に、ルノーは今も低迷中だ。それでもドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』の報道によると、昨シーズン存在した60~75馬力の差は、半分に縮んだという。

ルノー系チーム中、バルセロナで最速だったのは時速330キロのトロロッソ。ワークスのレッドブルは、時速325キロで最下位だった。

同チームのヘルムート・マルコ博士はいう。「低速コーナーで計測してほしいね。最速はわれわれだ」

ところが直線スピードを見る限り、新規参入のマクラーレン・ホンダがレッドブルに勝っている。マクラーレン・ホンダの最速は時速326キロ。ワークスのメルセデスAMGに比べて時速1キロ遅いだけだ。しかも、同じくワークスのフェラーリより速い。

ドイツのマスコミは次のように指摘する。「メルセデスAMGは、馬力を抑制しているか技術者の手でダウンフォースを強調しているか、そのいずれかだ」

直線で三番めに速いザウバーはどうだろう。同チームのある技術者は、次のように明かす。「われわれはダウンフォースが足りていない可能性がある」

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