メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフは、同時にウィリアムズの株主でもある。
2013年前半、彼はメルセデスAMGに投資。F1を始めとするモータースポーツ部門の指揮を執るようになって以来、15パーセント以上ある彼のウィリアムズ持ち株は密かに売りに出されている。
昨年6月、その内の5パーセントが売れた。買い手は、アメリカで病院経営などを手がける実業家ブラッド・ホリンガーだ。
三ヶ月後の9月、ホリンガーが2パーセントを買い増したことが報じられた。
そして25日(水)、『Reuters(ロイター通信)』の報道によると、今や彼は10パーセントのウィリアムズ株を所有するに至ったという。
マスコミとの会談でヴォルフは、今回の取引によって手持ちのウィリアムズ株は5パーセント「弱」に減少したことが明らかに。
「方針を変えるつもりはない」と話すヴォルフ。
『Reuters(ロイター通信)』によるとウィリアムズの株式は、筆頭株主のフランク・ウィリアムズ卿が過半数の52パーセントを持つ。次いで、チーム共同創設者パトリック・ヘッドと前述のホリンガーがそれぞれ10パーセントずつ。他に20パーセントがフランクフルト市場で売られていたり、従業員トラストが3パーセントを所有している。