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どうなる? ヴェアラインのF1スーパーライセンス

2015年02月25日(水)17:32 pm

メルセデスAMGのリザーブドライバーであるパスカル・ヴェアラインが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が自分に2016年にF1デビューを飾るためのスーパーライセンスを発給してくれることを願っている。

昨年、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で史上最年少優勝を果たした20歳のヴェアラインは、その後メルセデスAMGのリザーブドライバーに指名されていた。

ヴェアラインはすでに昨年のF1最終戦の後にアブダビで行われたF1テストに参加。そして今年の2月16日(木)から4日間にわたって行われたバルセロナでのシーズン前テストでも、メルセデスAMGの今季型車であるW06、そしてフォース・インディアの2014年型車のステアリングを握っている。

そのヴェアラインは、当然ながら、次にF1デビューを果たすであろう若手ドライバーの筆頭に位置付けられている。

少なくとも、現行のルールによれば、ヴェアラインは2015年のF1レースに出走するために必要なスーパーライセンスを取得するための条件は整っている。

だが、17歳のマックス・フェルスタッペンが今年トロロッソからデビューすることが大きな話題と批判を呼んだことから、FIAでは2016年以降についてスーパーライセンスの発給要件を厳格化することを決めている。そして、そのルールが施行される来年には、理論的にはヴェアラインがスーパーライセンスを受けることはできなくなってしまうのだ。

それは、彼がこれまでツーリングカーによって争われるDTMでしかレースをしていないためだ。FIAが2016年から導入するスーパーライセンス発給要件には新たにポイント制が設けられることになっているが、DTMのドライバーにはどんなにいい成績を残していたとしても、ポイントが付与されないことになっている。

このため、ヴェアラインが所属するメルセデスAMGでは、彼の2016年のスーパーライセンスに関してFIAとの協議を始めたようだ。

ヴェアラインは、イタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』に次のように語った。

「メルセデスAMGはその件に関してFIAと話し合いをしたんだ」

「今シーズンなら問題ないけれど、2016年には新たにポイント制が導入されるからね。だから、どうなるか様子をみないと」

「僕はすでにこれまでに多くのテスト走行を行ってきている。だから来年F1でレースをすることに問題はないはずだよ」とヴェアラインは付け加えた。

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