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トト・ヴォルフ「ハミルトンの後任候補発言の真相は違う」

2015年02月24日(火)10:51 am

2014年に強力なメルセデスAMGのF1カーを得て2014年に2度目のF1王座に輝いたルイス・ハミルトン。現在の契約は2015年シーズンまでとなっており、現在2016年以降の契約延長に向けた交渉がチームとの間で進められている。

だが、少し前にハミルトンとの交渉に当たるメルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)が、ハミルトンとの交渉がうまくいかなくても、ほかにもフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)やバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)といった選択肢もあるという趣旨の発言をしたことが大きく報じられていた。

この発言は、交渉を有利に進めるために、ヴォルフがわざと波風を立て、ハミルトンに対して圧力をかけたものだと考えられている。

だが、この件に関して、ヴォルフはフィンランドのテレビ局『MTV3』に次のように語った。

「常に波風を立てることも必要なんだ。だけど、このケースでは違うね」

ヴォルフはそう語ると、次のように続けた。

「私はルイスとのいい関係を保ち続けることを望んでいる。だから、メディアを使った交渉ゲームを始めてしまえば、それは悲惨な結果につながる処方箋(せん)となってしまう」

ヴォルフは、大きく報道されたその発言の真相について、次のように説明した。

「もしルイスがほかのチームへ行くようなことがあれば、その代わりに誰が欲しいかって尋ねられたんだ。そこで私は、そんなことはないだろうけれど、仮にそういうことになれば、私の意見としてはフェルナンドとバルテリが論理的な選択肢となるだろうと答えただけさ」

「それ以上のことは何も言っていないよ」

そう主張したヴォルフは、次のように付け加えた。

「もし自分たちの信頼関係を信じるのであれば、そういうゲームをする必要などないよ。たとえ、これがビジネスだとしてもね」

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