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ダニカ・パトリック「F1転向なんて問題外」

2015年02月21日(土)7:29 am

世界で最も有名な女性ドライバーであるとされるアメリカのダニカ・パトリックが、2016年にF1デビューすることになるのではないかとのうわさを否定した。

かつてインディカーで活躍し、日本のツインリンクもてぎで女性ドライバーとしてインディカー史上初優勝を飾ったこともあるパトリックだが、現在はスチュワート・ハース・レーシングからNASCARに参戦している。

同チームの共同オーナーであるジーン・ハースがハースF1チームとして2016年からのF1参戦準備を進めていることは周知のとおりであり、そのドライバーの最有力候補のひとりにパトリックの名前があげられているのだ。

すでに32歳となったパトリックだが、アメリカでも超という字が付くほど人気のある彼女がF1に参戦するということになれば、その宣伝効果には計り知れないものがありそうだ。

だが、パトリックはドイツの『Welt(ヴェルト)』に次のように語り、F1参戦の可能性を否定している。

「大勢の人たちが、いつかは私がF1に行くだろうと言っているわ。だけど、いまだかつて誰も私にそういう打診をしてきた人はいないのよ」

「でも、問題はないわ。なぜなら、私はどこにも行く気がないから」

パトリックは、さらに続けた。

「F1カーを運転することに興味がないというわけじゃないの」

「でも、それをきちんとやるためにはアメリカから出ないといけないでしょ。私にとってそれは問題外なの」

パトリックは、最後に次のように付け加えた。

「それに、もし私がチャレンジするとしたら、勝てるチャンスがある場合に限られるわ。外から見ている限り、F1ではそれはすごく難しいことだと思えるの」

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