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マノー、3月初旬に2015年型車のクラッシュテストを予約

2015年02月20日(金)18:09 pm

2014年シーズン中に経営破たんに陥ったマルシャだが、新規出資者が救いの手を差し伸べたことにより、19日(木)には晴れて清算手続きが終了。現在はマノーという名前で2015年シーズンへの参戦を目指している。

そして、そのマノーに関する明るい話題が報じられている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は、「マルシャ(マノー)が2015年のルールに準拠したクルマで3月初旬にクラッシュテストを受ける手続きを行った」ことを明らかにしている。

だが、マノーにとってすべての問題が解決されたわけではない。伝えられるところによれば、昨年まで同チームにエンジンを供給していたフェラーリでは、1,000万ユーロ(約13億5,000万円)の保証金が支払われなければ、新たにエンジンを供給することはできないとしているようだ。

さらにシュミットは、「マノーにはもうレースを欠場することはできない。F1株主(CVC)と交わした合意によれば、チームは2020年までの間に最大3レースの欠場しか認められない」としている。

これまで、1シーズンに最大3レースまで欠場できるとの報道もあったが、もしこのシュミットの報道が正しいとすれば、マノーは非常に厳しい立場に置かれることになる。

2014年シーズンのロシアGP後に経営破たんに陥ったマルシャは、すでにその後のアメリカGP、ブラジルGP、最終戦のアブダビGPの3レースを欠場している。ということは、マノーはなんとしても2015年の開幕戦オーストラリアGP(3月15日決勝)に出走を果たさなくてはならないことになる。残された時間はあと3週間ほどだ。

「専門家は、それは不可能だと考えている」とシュミットは付け加えている。

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