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F1委員会、ジュネーブで新たなルール変更を検討

2015年02月17日(火)16:45 pm

17日(火)に、F1が将来に向けての新たな曲がり角に差し掛かることになるかもしれない。

ブラジルの『Globo(グローボ)』のベテランF1記者であるリビオ・オリッキオは、7日にジュネーブで行われるF1委員会の会合においてレギュレーションの大きな見直しに関する議論が行われることになるだろうと書いている。

そこで議題に上ると考えられているのが、1,000馬力の出力を可能とするエンジンレギュレーションや、1997年スタイルの横幅の広いシャシーや幅広タイヤの導入といった件だ。これらの導入が決定すれば、現在のF1カーのスタイルを大きく変えてしまうことになるが、オリッキオは、早ければ2016年シーズンにもこの新レギュレーションが導入される可能性さえあるとしている。

オリッキオは、こうした提案がなされている背景には、近年のF1観戦者やテレビ視聴率の低下という問題があると指摘。こうした改革を行うことで、「ファンが最も見たいと望んでいるもの、すなわち、大音響を発生し、力強く、本当に速いF1カーであり、それによってドライバーが真のヒーローとして受け止められるF1カーにすることを目指すものだ」としている。

オリッキオによれば、2016年から新たなレギュレーションを導入する場合には、今年の3月1日(日)がそれを決定する最終期限となるという。

だが、現実的には、そうした新ルールの導入は2017年まで延期されることになる可能性が高いようだ。

マクラーレンの総帥であるロン・デニスは、イギリスの『Sky(スカイ)』に次のように語った。

「もしF1を変えようとするのであれば、劇的に変えるべきだろう。それゆえ、2017年から劇的に変えるべきだ」

「仮に2016年から劇的にF1を変えようとすれば、それに伴うコストは膨大なものとなる」

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