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サインツJr.「フェルスタッペンにメディアの興味が集中するのは好都合」

2015年02月16日(月)18:47 pm

今季トロロッソからF1デビューを果たすカルロス・サインツJr.が、有名なチームメートの陰に隠れる形となるのは自分にとっては好都合だと語った。

有名なラリードライバーであるカルロス・サインツを父に持つサインツJr.は、2014年のフォーミュラ・ルノー3.5シリーズチャンピオンの称号を引っ提げてレッドブルのジュニアチームからF1ドライバーとしての第一歩を踏み出すことになる。

普通であれば、伝説的なラリードライバーを父に持ち、20歳の若さでF1デビューを果たすとなればそれだけで大きな注目を集めることになるだろう。だが、チームメートとして今季F1デビューを飾るのがまだ自動車運転免許も取得できない17歳のマックス・フェルスタッペンということになれば、そちらのほうに大きな注目が集まることはどうにも致し方ないところだ。

そのフェルスタッペンのF1デビューに関しては、大きな興味を集めるとともに、大きな批判も呼んでいる。

元F1ドライバーであり、現在はGP2などいくつかのカテゴリーでチームを運営しているスペイン出身のアドリアン・カンポスは、17歳のフェルスタッペンのF1デビューは「常軌を逸しているし、成功を収めながらもF1で走ることができないドライバーに対して失礼なことだと思う」とスペインの『AS』に語った。

「だが、(キミ)ライコネン(フェラーリ)も似たようなケースだった。彼にとっては素晴らしい結果となったがね」とカンポスは付け加えている。

ともあれ、オランダ出身ドライバーであるフェルスタッペンがデビューシーズンの2015年にどういう活躍を見せるかに大きな興味が集まることは間違いない。そして、そのほうが自分にとってはうまくプレッシャーをコントロールできることになるとサインツJr.は考えているようだ。

「メディアの興味がマックスに集中するのは、僕にとっては都合がいいんだ」

フランス語メディアである『F1i.com』にそう語ったサインツJr.は次のように続けた。

「昨年のフォーミュラ・ルノー3.5での経験を生かして、最初のシーズンからうまくやる自信があるよ」

「もちろん、昨年は自分で自分に大きなプレッシャーをかけることが必要だったし、それによって7レースで優勝することができ、タイトルも獲得できた。それでレッドブルが僕をF1で走らせてみようという気になってくれたんだ」

そのサインツJr.は、自分がF1を目指す決意をしたのは、同じスペイン出身で今は友人でもあるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の活躍がきっかけだったと次のように付け加えた。

「もしフェルナンドが2005年にF1チャンピオンになっていなければ、F1でレースがしたいなんて考えもしなかっただろうね」

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