ウィリアムズは11日(水)、もしマルシャがF1に復帰したら歓迎する意向を示した。参戦にあたっては、2014年型車の継続使用も問題ないとしている。
マルシャはチームの名称をマノーに変えて経営を立て直し、今シーズンのF1パドックに戻るつもりだ。
ところが5日(木)にパリで開かれたF1戦略グループの会合で、マノーの前に立ちふさがったチームがいる。フォース・インディアだ。マノーが2014年型車を走らせるには、全チームの許しを得て現行規則を緩めてもらわなければならない。
フォース・インディアと同様に、ウィリアムズも独立系チームだ。副代表のクレア・ウィリアムズはイギリス『Sky(スカイ)』とのインタビューで、前年の成績によって受け取る賞金の足しに、毎年1億ドル(約119億円)ものスポンサー金を民間企業からかき集めるのは「大変な苦労だ」と心境を打ち明けた。
ウィリアムズはマノーの逆境に同情を示したうえで、彼らの型落ちマシン使用プランに賛成票を投じるつもりだったと、次のように語った。
「私たちは全チームによるフルグリッドを望んでいます。マノーが復帰できるなら何だってします」
「戦略グループのミーティングでは、彼ら(マノー)の2014年型車使用に賛成するとはっきりいいました」
「残念ながら実現しませんでしたが、ウィリアムズは、強力なラインアップをグリッドに並べたいのです。そして、小チームを手助けしたいです」
「私は、そんなチームの姿勢を示せたと思います。そして、常に節度ある支出をF1にもとめています」とウィリアムズは語った。「それもこれも、経営に苦しんでいる小チームを救うためです。例えばマルシャやケータハムのような。ですが、今は中堅チームも深刻な問題に直面しています」