かつてベネトンやルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレは、2015年にも本当にメルセデスAMGの優位を脅かすようなライバルチームは出てこないだろうと見ている。
1日(日)からスペインのヘレスで行われた今年最初の公式テストでは、フェラーリが4日間のテストのうち3日でトップタイムを刻む好調ぶりを示した。そしてレッドブルやウィリアムズも2014年シーズンよりはさらに今季型車を前進させることができたものと考えられている。
だが、ブリアトーレはイタリアの『ADNkronos(クロノス通信)』に次のように語った。
「現在のF1で一貫して言えることは、ほかのどのチームよりもメルセデスAMGが勝っているということだ」
「メルセデスAMGが昨年同様、今年のF1選手権を支配するだろう」
最初のヘレステストの結果を見て、フェラーリも今季はF1タイトルを狙う力を持っているのではないかと考える者もいる。だが、ブリアトーレの意見は違う。
「低迷していたフェラーリが今年は競争力を見せることを誰もが期待しているし、そうなれば素晴らしいだろう」
「前向きな点としては、フェラーリが1年前よりもかなり多くの周回をこなすことができたことだ。だが、私はこの最初のテストだけでそれ以上の判断をするのは危険だと思う。テストではポイントを得ることはできないんだからね」
「次のテストが終われば、もっと多くのことが分かるだろうと思っているよ」とブリアトーレは付け加えた。