2016年からF1に新規参入を予定しているアメリカのハースF1チームだが、その2016年型車のカラーリングは鮮やかな黄色となるかもしれないと報じられている。
最近、かつてマクラーレンやレッドブルでエンジニアを務めていたロブ・テイラーが、ハースの初代F1カーの設計を担当することが明らかとなった。テイラーは、フェラーリやイタリアのシャシーメーカーであるダラーラの協力を得ながらクルマの設計に取り組んでいくことになる。
ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に対し、次のように述べた。
「今年テストを行うためにクルマを準備したいとは思っていない」
「それを目的としてクルマを造ってしまえば、翌年にはすでに旧式のものとなってしまうからね」
『Autosprint(オートスプリント)』はさらに、アメリカのNASCARにも共同オーナーとしてチームを送り込んでいるチームオーナーのジーン・ハースは、F1に黄色いマシンを復活させたいと強く望んでいると書いている。
黄色いF1カーといえば、かつてのジョーダンのマシンが懐かしく思い浮かべられるだろう。2010年にはルノーが黄色と黒のカラーリングを施していたこともある。
「会社のイメージにそったクルマにしたいと思っているんだ」と語るハース。
だが、ハースが経営するハース・オートメーションのロゴは、実際には銀色の地に赤い文字で描かれている。
「だが、いい色にする必要もある。シルバーとかグレーのクルマだとほとんど見分けがつかないしね」とハースは続けた。
「うちのチームだということがはっきり分かる色にしたいと思っているんだ」
そう語ったハースは、「私は黄色が大好きだよ」と付け加えた。