【ヘレステスト4日目】ドライバーコメント
1日（日）から開始されていたヘレスでの今年最初のF1公式シーズン前テストも4日（水）に最終日を迎えた。1周4.428kmのヘレス・サーキットで最終日にトップタイムを刻んだのはフェラーリのキミ・ライコネン。2番手にザウバーのマーカス・エリクソンがつけ、これで4日間にわたったテストはすべてフェラーリとフェラーリエンジンを搭載したザウバーが1-2体制を築くという結果に終わった。
マクラーレン・ホンダは、最終日にジェンソン・バトンがテストを担当し35周を周回するも、また燃料系のトラブルが発生したことで早めに走行を切り上げることとなった。
次回、今季2回目のシーズン前テストは、19日（木）から4日間にわたってスペインのバルセロナで開催される。
■キミ・ライコネン（フェラーリ）
合計周回数：105周
ベストタイム：1分20秒841
順位：トップ
「冬の間に僕たちはいい前進を果たすことができたし、このクルマは明らかに2014年のものより改善されている。総合的なパッケージが進歩している。だけど、まだやるべきことはたくさんあるよ。ほかのチームと自分たちの比較をしたりはしていないよ。僕たちはただ自分たちの仕事に専念しただけだ。よそが何をやっているかなど気にせずにね」
「タイムはそれほど重要ではないんだ。重要なのは大きなトラブルもなく、かなりの周回数を達成することができたことだ。今日のコンディションはそれほど簡単なものではなかったよ。コース上には強い風が吹き荒れていたからね。でも、それは誰にとっても同じだ。さっきも言ったように、これから開発を進めるにあたって、いい基礎となるクルマを手にすることができているよ」
■マーカス・エリクソン（ザウバー）
合計周回数：112周
ベストタイム：1分22秒019
順位：2番手
「100周以上も周回できたし、僕たちにとっては今日もいい1日となった。今週はチーム全員にとって素晴らしい初テストになったし、彼らが成し遂げてくれた仕事に感謝したい。僕は初日と4日目を担当したんだけど、なかなか興味深かったよ。その間にいくつかの点でさらに進歩できたことがはっきり分かったからね。フェリペ（ナスル／チームメート）とチームがいい仕事をしてくれたよ。今日はクルマに乗り込んですぐにその進歩に気付くことができたし、それには力づけられた。今後に向けて、いい基盤を手にできたと思っている」
■ルイス・ハミルトン（メルセデスAMG）
合計周回数：117周
ベストタイム：1分22秒172
順位：3番手
「クルマの信頼性が高く、これほどの距離を走行できたのは素晴らしいことだった。サーキットに来ているメンバーも、ファクトリーで支えてくれているメンバーも全員が情熱とエネルギーを傾けているのが分かってすごくうれしい。昨年経験したことは誰にとってもよろこびだったし、今年も再びそれを実現したいと誰もが望んでいる」
「ここでは速いタイムを刻むことではなく、できる限りたくさんの周回をこなすことが大事なんだ。その観点からはこのテストはすごく前向きなものだったし、学ぶにつれてクルマもよくなってきた。シーズン前にはどのチームも改良部品を持ち込み続けるだろうし、彼らのクルマの開発も進み、改善を果たしながら最初のレースにつなげていくことになる」
「クルマのパフォーマンスに関してはまだ何とも言えないけれど、昨年のものと比べて悪い部分など何もないと感じている。それはいい兆候だよ。僕の体調も問題ないし、準備OKさ。今日の117周も楽にこなせた。またバルセロナでクルマに乗るのが楽しみだよ」
■マックス・フェルスタッペン（トロロッソ）
合計周回数：97周
ベストタイム：1分22秒553
順位：4番手
「このクルマでの2日目も順調だったよ。多くの周回を達成することができたし、スピードに関しても文句はないよ。この4日間のテストで一番重要だったことは、クルマがまずまずの信頼性を示してくれたことだ。だから走行にかなりの時間を費やすことができた。それは僕の身体能力という観点からも重要なことだった。冬の間のトレーニングの成果が出たのは間違いないよ」
■フェリペ・マッサ（ウィリアムズ）
合計周回数：73周
ベストタイム：1分23秒116
順位：5番手
「FW37はまたも信頼性の高さを示したし、今日も何も問題は発生しなかった。ここまでの4日間を通じてクルマには一貫性があったし、いい進歩を遂げることができた。改善の必要がある特定の部分に注力したんだけど、コースに出るたびに改善されているよ。僕たちは地に足をつけているし、バルセロナで続けられるテストではさらにクルマを速くすることに集中したいね」
■ロマン・グロージャン（ロータス）
合計周回数：53周
ベストタイム：1分23秒802
順位：6番手
「僕のE23ハイブリッドの第一印象はいいよ。パワーユニットとシャシーのいずれもが正しい方向へ向かっている。今日は50周以上走行したけれど、すべてのラップで運転を楽しめたと言うことができる。昨年のテストときどうだったかということを考えれば、チームがすごい進歩を果たしたと言える。すごくいいスタートを切ることができたし、僕は幸せなドライバーだよ」
■ダニール・クビアト（レッドブル）
合計周回数：64周
ベストタイム：1分23秒975
順位：7番手
「午前中は問題を抱えてしまったんだけど、なんとか対処することができて午後には問題なく走行することができた。今日は多くの周回をこなすことができて本当に満足している。全体的にすごく生産的な1日だったと思うし、前向きなこともたくさん得られた。僕たちは今の自分たちの位置が分かっていると思うし、次のバルセロナでのテストではどういう位置につくことを目指すことになるかも分かっている。今週はいい進歩を遂げることができたし、さらに改善できると期待しているよ」
■ジェンソン・バトン（マクラーレン）
合計周回数：35周
ベストタイム：1分27秒660
順位：8番手
※コメントは未発表
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