7度F1チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの息子が、将来のF1デビューを目指してフォーミュラカーでのレースを開始することになったと報じられている。
ここ数年にわたって「ミック・ジュニア」という登録名でカートのレースに参戦していた15歳となるミック・シューマッハだが、伝説的元F1ドライバーである父親のミハエルや、叔父のラルフに続いてフォーミュラカーの世界に乗り出すことになるようだとオランダのメディアが報じている。
その報道によれば、ミックは近いうちにオランダのファン・アマースフォルト・レーシングとF4ドライバーとして契約を結ぶことになるだろうという。
ファン・アマースフォルト・レーシングは、ギド・ヴァン・デル・ガルデや、昨年はケータハムのチーム代表となった時期もあるクリスチャン・アルバースといったオランダ人F1ドライバーを輩出したことでも知られており、今年トロロッソからF1デビューを飾るマックス・フェルスタッペンも2014年にはこのチームからF3に出走していた。もちろん、マックスの父親である元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンもこのファン・アマースフォルト・レーシングの卒業生だ。
DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で2度チャンピオンに輝いた実績を持つティモ・シャイダーは、このファン・アマースフォルト・レーシングからF4にデビューすることになったと報じられたミックについて次のようにコメントしている。
「とりわけ、雨が降ったときのミックは飛び抜けて速いんだ。彼が父親の遺伝子を受け継いでいることは明らかだよ」
ファン・アマースフォルト・レーシングは、現時点では今回の報道に対するコメントを行っていない。