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ヘレス合同テスト2日目の動き

2015年02月03日(火)8:11 am

2015年F1シーズンに先がけてスペイン・ヘレスで始まった合同テストは2月2日(月)、二日目を迎えた。この日の主役はレッドブルとロータスだ。

トロロッソから今年、メインチームのレッドブルに移ってきたダニール・クビアトは、この日が初走行。ところが、コースアウトしてフロントウィングを痛めてしまった。

チーム代表、クリスチャン・ホーナーの話はこうだ。「あれが唯一のウィングだった」

そこでレッドブルは窮余の策として、傷んだ支柱からウィングを引き抜き、クビアトをコースに戻してゆっくりとインストレーション(マシン確認)ラップをやらせた。

「なるべく早く新パーツが到着すればと思っている」とホーナー。「あす朝には絶対にね」

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは多くのファンと同様、レッドブルがテスト用に施したカムフラージュ模様がいたく気に入った様子だ。

「いつかセブ(ベッテル)が被っていたヘルメットのデザインがヒントになった」とホーナーは話している。同誌は、レッドブルが開幕戦メルボルンにもっと奇抜なデザインを計画していると報じた。

ところで、1日(日)の初日に走らなかったロータスは、2日(月)に一日遅れで新車E23 を投入。パストール・マルドナードを走らせた。

F1関係者が感心したのは、黒と金に塗られたマシンの前方部分だ。メルセデスAMGを彷彿とさせるごく短いノーズが特徴。今年、各チームがこぞってメルセデスAMGのデザインを真似たと思われる。

同じく今年、短いノーズが目立つのはウィリアムズだ。

「ウィリアムズ史上、もっとも短いノーズといって間違いない」と技術主任のパット・シモンズも認めている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、チーム内の耐衝撃テストにパスするまで全部で4枚のウィングを制作したと伝えている。その結果、先端部分に丸い突起がみられる現バージョンが採用されたのだ。

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