今週末の2月1日(日)から始まるF1公式シーズン前テストにおいて、ロータスではメルセデスの2015年型エンジンの供給が受けられず、2014年仕様エンジンを使ってテストを行うことになると報じられていた。だが、この情報は間違いであったことが明らかとなった。
ドイツの権威あるモータースポーツ誌である『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のトビアス・グルーナー記者は、メルセデスのワークスチームであるメルセデスAMGと、昨年ランキング3位となったウィリアムズのみが最新のメルセデスエンジンを搭載することになり、それ以外の顧客チームであるロータスとフォース・インディアは2014年仕様エンジンでテストを行うことになると書いていた。
だが、ロータスは公式ツイッターで、「みなさんが読んだかもしれない記事に書かれていたこととは反対に、我々は最新のメルセデスエンジンをE23に積んでいる。古いものなんかじゃないよ」と反撃に出た。
グルーナー記者もミスを認め、次のようにツイートしている。
「昨日、ロータスとフォース・インディアが2014年仕様のメルセデスエンジンでテストするってツイートした。これは間違いだ」
「申し訳ない」とグルーナーは付け加えている。
これを裏付けるように、フォース・インディアのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンも、メルセデスの2015年仕様エンジンは「昨年のものよりももっとパワーがある」とイタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』に語り、次のように付け加えている。
「このエンジンならすごいことができると思うよ。でもそれと同時に、シーズン中盤にはさらに改善されると期待している」
2014年にはルノーエンジンとともに厳しいシーズンを過ごしたロータスも、メルセデスエンジンを搭載して臨む2015年シーズンに向けては大きな期待を抱いているようだ。
ロータスのチームCEOであるマシュー・カーターは、次のように語った。
「ホンダやフェラーリがどうなるかは分からない。だが、今シーズン序盤においては我々にアドバンテージがあると考えているよ」