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【新車画像】ロータスが2015年型車の画像を発表。ノーズはシンプルな形状に

2015年01月27日(火)6:32 am

ロータスF1チームが26日(月)、同チームの公式ウエブサイトにおいて2015年型車「E23ハイブリッド」の画像を初公開した。

2014年には2つの先端を持つ独特なノーズが大きな話題を呼んだロータスのF1カーだったが、今年はノーズ形状に関するルールが修正されたことで、シンプルな形状のノーズとされている。

チームCEOのマシュー・カーターはロータスの公式ページの中で「メルセデス・ベンツ製パワーユニットへ変更したばかりでなく、冬の間に行われた開発が結実したもの」であり、「E23ハイブリッドはロータスF1チームの新時代を象徴するものだ」とコメント。

また、E23ハイブリッドの開発を指揮してきたテクニカルディレクターのニック・チェスターは、このクルマについて次のように説明している。

「昨年のクルマでは苦戦を強いられたことは確かだし、その問題の原因となった部分すべてについて改善を目指してきた。風洞テスト、そしてパッケージングやクーリングに部分においても大きな進歩を達成できた。E23は昨年型よりもはるかによいパフォーマンスを示すであろうと考えている」

「新しい部分について言えば、明らかに大きく変わったのがパワーユニットのサプライヤーだ。我々としてはこれによってパフォーマンスを大きく高めることができると考え、変更を行った。それは単にパフォーマンスのためだけではなく、信頼性や運転のしやすさ、パッケージングやクーリングにも影響を及ぼすものだ」

「(昨年型の)E22も、その性能を発揮させることが難しかったものの、風洞ではいい数値を示していた。それゆえ、我々はクルマの特性をさらに柔軟なものとすることにさらに注力することにした」

そう語ったチェスターは、昨シーズン中盤にフロント・リア・インターコネクテッド・サスペンション(FRIC)が禁止されたことで大きな打撃を受けてしまったことも認め、E23のサスペンションに関しては新たなレギュレーションに合わせて最初から設計をやり直したことも付け加えている。

「2014年を通じてクルマのさまざまな部分について多くのことを学んだし、その多くが適用されている。我々は大きな前進を果たしたと思っている。実際にグランプリで走ってみるまでは、我々のクルマが相対的にどういう位置にくるのかは分からない。だが、昨年よりもかなり競争力のあるものとなっていると考えている」とチェスターは結んでいる。

今週末、2月1日(日)からスペインのヘレスで開催される今年初の公式テストにおいて、ロマン・グロージャンとパストール・マルドナードがこのE23ハイブリッドでテストに臨むことになる。

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