2014年のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、新たにエンターテインメント系の広告代理店と契約したようだ。イギリスの『Daily Mail(デイリー・メール)』と『Telegraph(テレグラフ)』が報じている。
ハミルトンは2014年11月に、それまでマネジメントを委託していたXIXエンターテインメントとの契約を解消したことが明らかとなっていた。サイモン・フューラー率いるイギリスのXIXエンターテインメントは、スパイス・ガールズを世に送り出したことでも知られるマネジメント会社だ。
有名な歌手ニコール・シャージンガーをガールフレンドに持つ30歳のハミルトンは、これまでにもF1ドライバー以外の仕事も取り組んでみたいという考えを持っていることを公然と表明しており、映画や、とりわけ音楽の世界への興味を強く示していた。F1活動の合間にはギターを使って作曲に取り組んでいるとも伝えられている。
最近、ルイ・ヴィトンがパリで開催したメンズウエアのファッションショーには新たな髪形に変えて眼鏡をかけたハミルトンの姿が見られたが、そのハミルトンがこのほどロンドンを拠点とするパープルという広告代理店と契約を結んだことが明らかとなった。『Daily Mail(デイリー・メール)』によれば、そのパープルでは、ビヨンセ、アデル、そしてプリンスなどのミュージシャンとも契約を交わしているという。
『Telegraph(テレグラフ)』のダニエル・ジョンソン記者は、ハミルトンはまだメルセデスAMGとの間で2016年以降の契約延長に関する交渉を始めていないものの「いまだにF1に関することについてはマネジャーを置いていない」と付け加えている。
今回のニュースに関し、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンはこれを歓迎するコメントを行っている。
84歳のエクレストンはイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「彼はラッパーだよ。だから、今とはまったく異なるファンを獲得することもできるんじゃないかな。彼はF1チャンピオンとしてうまくやるだろう」