イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』が、2016年からF1に新規参入するアメリカのハースF1チームが、2016年型車の開発プロジェクトを開始したと報じている。
NASCARで活躍するスチュワート・ハース・レーシングの共同オーナーとしても知られるジーン・ハースだが、F1チームの本部もそのNASCARチームのファクトリーと同じノースカロライナに設けられている。だが、ハースはすでにオークションにかけられたマルシャのファクトリー(イギリス/バンベリー)も取得していると考えられており、そこをヨーロッパにおけるサテライト本部とすることになるようだ。
だが、『Omnicorse(オムニコルセ)』は、ハースF1の2016年型車はイタリアのヴァラーノ・デメレガーリという街で開発されることになると書いている。そこは、イタリアのシャシーメーカーであるダラーラが本拠を構えているところだ。
『Omnicorse(オムニコルセ)』によれば、ハースはすでに風洞モデルによるテストをダラーラに依頼しているという。ハースはフェラーリからV6パワーユニットの供給を受けるとともに、それ以外のパーツの供給や技術指導なども受けることになっている。