経営破たんに陥ったマルシャの救済に向けて交渉を行っているとされる謎の投資家について、2016年からのF1参戦準備を進めているジーン・ハースではないかとのうわさが報じられたが、ハースがこれを完全否定したようだ。
アメリカでNASCARにも共同オーナーとしてチームを所有しているハースは、2016年のF1デビューを目指しているが、その一環として競売にかけられたマルシャのファクトリー施設やそのほかの資材を確保したようだと見られている。
だが、今週に入ってから、マルシャにも出資者が現れ、2015年シーズンには復活できるかもしれないとの情報が流れた。そして、そのマルシャ救済に動いた出資候補者とは実はハースであり、2016年に自らのチームをデビューさせるのにそなえてマルシャの2014年型車で経験を積んでおこうと考えているのではないかとのうわさにつながっていた。
だが、イギリスの『Sky(スカイ)』は、ハースが「マルシャや、そのほかのチームを買収することに興味はない」と主張したと報じている。