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マルシャ資産の競売、延期に

マルシャが所有する主なチーム資産の競売が延期された。2015年F1参戦にいちるの望みを託しているのだ。

21日（水）に予定されていた最新の競売では、2014年型マシンとその部品、さらにレース現場の機材が出展される予定だった。その一方でチーム社長のグレアム・ラウドンは先の週末、今回の競売が行われたらマルシャの実戦復帰は「非常に難しくなる」と釘をさした。

競売を主催するのはマルシャの共同管財人たちだ。ここへきて、なぜ延期となったのかは不明だが、イギリス『Sky（スカイ）』によると、新たな投資家集団とのあいだで「真剣な話し合い」が行われているという。

英バンベリーのチーム本拠地は、2016年にF1参戦を決めているアメリカン人実業家ジーン・ハースに買われたはずだ。さらに主な従業員は他チームに移ってしまった。それでもラウドンは希望を捨てていない。

「理論的には可能だからね」とラウドン。2015年はマノーの名でエントリーリストに載っている。果たしてマルシャは生き残れるのか。

「マノーは長年、モータースポーツの世界で活躍しているチームだ。われわれは懸命に戦っている。簡単ではないが、まだまだF1参戦は可能だ。願いが叶えばF1にとっていいニュースとなるだろう。もちろんファンの皆さんにもね」とラウドンは話すのだった。