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マレーシアGPとロシアGP、今年のナイトレース開催はなし

2015年01月19日(月)11:57 am

マレーシアGPとロシアGPの主催者が、2015年シーズンにナイトレースとしてF1レースを開催する可能性を否定した。

マレーシアは、ここ数年、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンからナイトレースとして開催するよう圧力を受け続けてきている。マレーシアもシンガポールGPのようにナイトレースとして開催されれば、レースとしての見どころも増すとともにテレビ放映時間的にも、特にヨーロッパ地域においてはそのほうが視聴率を稼ぐことができる可能性が高くなるからだ。

マレーシアGPを開催するセパン・インターナショナル・サーキットの責任者であるラズラン・ラザリは、『Reuters(ロイター通信)』に対し、「かつては彼(エクレストン)からプレッシャーを受けていた」と語ると次のように付け加えた。

「だが、今回初めて彼が、我々主催者が望んでいることについて本当に耳を傾けてくれたと思っている」

だが、2015年のマレーシアGP(3月29日決勝)は、ナイトレースとはならないばかりか、実際にはこれまで現地時間16時であったレーススタート時刻が、同15時に1時間早められることになっている。これは、昨年の10月に行われた日本GPで起こったジュール・ビアンキ(マルシャ)の悲惨な事故を受け、調査委員会から日没にかからないようレース開始時刻を早めることが提案されたことによるものだ。

「我々にとっては、それはいいことだ」とラザリは続けた。「そのほうがより安全な時間帯となる。それに、観客は(サーキットで)昼食をとることもできるし、それからレースを見て、夕方の5時ごろには帰宅することもできるからね」

さらに、2014年に初開催されたロシアGPも2015年にはナイトレースとなる可能性が指摘されていた。

だが、ロシアのレース主催者は、2015年にはナイトレースとはせず、マレーシア同様開始時刻を1時間早め、現地時間の14時に決勝レースをスタートさせることになると認めている。

「多くのモータースポーツファンはすでにロシアGPに向けた旅行計画を立てているからね」

地元のメディアにそう語った主催者のセルゲイ・ヴォロビョフは、次のように続けた。

「だから、すでにその週末のために計画を立てているファンにとってはいいことだよ」

2015年のロシアGPは10月11日に決勝レースが開催される。

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