メルセデスAMGは、新F1世界王者ルイス・ハミルトンを2015年以降、永くチームに留まらせたい意向だ。
両者の契約は今年で切れる。そこでチームでは、2014年シーズン終盤から閉幕後にかけて交渉を行うつもりだった。
ところがチームCEOのトト・ヴォルフは最近、ハミルトンが今年限りでチームを離れる場合、「窮余の策(きゅうよのさく)」としてフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)やバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)の名を上げたのだった。
そんな中、イタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は、メルセデスAMGが「三年の延長(契約)、毎年2,000万ユーロ(約28億1,800万円)の固定給を準備している」と伝えた。
現在マネージャーなしで活動しているハミルトンには、2016年、17年および18年をカバーする契約が提示されるだろう」
またこの新契約では、一勝ごとに100万ユーロ(約1億4,000万円)のボーナス、三度目のF1世界選手権制覇のあかつきには500万ユーロ(約7億円)がハミルトンに支払われるという。
イギリス『The Daily Star(デイリー・スター)』紙によると、2015年以降ハミルトンはもっとも高額のドライバーになる。
ハミルトンは、次のようにコメントしている。「あれほど素晴らしいチームとは、なかなか一緒に働けないよ。彼らは、素晴らしく圧倒的実力を誇るマシンで僕の夢を叶えてくれた」