メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、2016年にフェルナンド・アロンソがルイス・ハミルトンに代わってメルセデスAMGに加入するチャンスはないと語った。
先週、メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)が、フェラーリからマクラーレン・ホンダへと移籍したばかりのフェルナンド・アロンソに関し、仮にハミルトンとの来シーズン以降の契約更新が最終的に不調に終わった場合、アロンソがその後任候補者のトップにくるだろうと語ったことが報じられていた。
このヴォルフの発言の裏には、なかなか契約更新の話し合いを進めようとしないハミルトンに対してプレッシャーをかける意図があったのだと受け止められている。
だが、2012年シーズン後に、自らハミルトンを当時在籍していたマクラーレンから引き抜いてきたラウダは、最終的にはハミルトンと2016年以降も新たな契約を結ぶことになるのは間違いないと主張している。
「私は心配などしていないよ」
かつて3度F1チャンピオンとなった実績を持つ元F1ドライバーでもあるラウダは、『SID通信』にそう語るとさらに次のように続けた。
「お互いに更新したいと望んでいるんだ。だから、そうなるよ」
「我々は別に急ぐ必要もないんだ」とラウダは付け加えた。