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ホンダを除いてシーズン中のエンジン開発が実質可能に

2015年01月03日(土)21:56 pm

2015年からF1に復帰するホンダエンジンを除いて、ほかのライバルメーカーはシーズン中のエンジン開発が実質可能になると見られている。

2014年から導入されたV6ターボエンジンのルールでは、ホモロゲーション(認可)を取得したあとは開発が制限される。しかしルールには、ホモロゲーション取得の期限が明確に規定されていない。

従って、メルセデス、フェラーリ、ルノーの3メーカーは、ホモロゲーション取得を先延ばしすることで、パフォーマンスを向上させる開発32トークン(パーツ)をシーズン中も使えることになる。

このルール上の抜け穴を最初に見つけたのはフェラーリと見られており、その後の会議でルノーもこれを支持。FIAもこの解釈を認めた。

2014年に圧勝したメルセデスAMGのチーム代表であるトト・ヴォルフもこれを支持している。今週、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に次のように語った。

「何の問題もないと思う」

「トップにいる者にとってはエンジン開発を2月に凍結するのが最良だ。だが、これでわれわれも(シーズン中に)開発ができる」

しかし、今年参入するホンダについては、2014年と同様、2月28日がホモロゲーションの期限となる見込みだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は、次のように解説している。

「(ホンダのような)新規参入の場合、1年目にはトークンがない」

「2月末にエンジンのホモロゲーションを取得するまで、開発は完全に自由にできる。だがその後は、信頼性、コスト、安全性に関する改良しか認められない」

「マクラーレンのボスであるロン・デニスは、すでに最近のストラテジーグループの会議で、チームの新たなエンジンパートナー(ホンダ)がルール上、不公平をこうむることに懸念を表明している」

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