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フェラーリが新組織体制を発表。アリソンが名実ともに技術トップに

2014年12月17日(水)11:02 am

フェラーリが16日(火)に新組織体制を発表。ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)を軸とした技術部門の再編を行うとともに、うわさされていたようにエンジニアリングディレクターのパット・フライ、チーフデザイナーであったニコラス・トンバジスがチームを離脱することも明らかにされた。

2014年のF1最終戦アブダビGP直後に、マルコ・マティアッチに代わってマウリツィオ・アリバベーネを新チーム代表に迎えていたフェラーリだが、今回の組織再編によりアリソンが技術面での最高責任者としてチーム活動を統括してゆくことが確定。

もともと空力の専門家であるイギリス出身のアリソンは、1991年にベネトンでF1でのキャリアをスタート。2000年から5年間フェラーリにも在籍していたことがある。その後古巣であるエンストンに本部を置くチーム(当時はルノーF1)に復帰。2013年5月にロータスと名前を変えたチームを離脱すると同年7月に再びフェラーリに加入していた。

チーフデザイナーにはシモーネ・レスタが昇格。パワーユニットディレクターにはマッティア・ビノットが就任し、ロレンツォ・サッシがパワーユニットの設計責任者となる。アリソンが暫定的にトラックエンジニアリング活動についても統括することになるとされている。

また、かつてマールボロの広告宣伝部門の責任者であったアリバベーネは、フェラーリにコマーシャル部門を新設。これについてはアリバベーネ自身が暫定的に統括することになるという。

さらん、数日前に今季までザウバーに在籍していたメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスが2015年からフェラーリの控え兼テストドライバーとして契約を結んだことも発表されていたが、このほどそのスポンサーであるテルメックスなどを統括するメキシコ系通信事業会社がフェラーリとのスポンサー契約を結んだことも併せて発表されている。

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