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マクラーレンの2015年ドライバー、まだ分からないとドイツ誌

2014年12月11日(木)15:42 pm

11日(木)に予定されているマクラーレンの記者会見を前に、『BBC』を始め、『Telegraph(テレグラフ)』、『Times(タイムズ)』、『Daily Mail(デイリー・メール)』、『Express(エクスプレス)』といったイギリスの大手メディアがジェンソン・バトンが来季のシートを確保したようだと報じている。

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『Daily Mail(デイリー・メール)』紙によれば、その情報は、マクラーレンにおいて重要な位置にいる関係者から得たものだという。

マクラーレンでは11日(木)の現地時間朝にフェルナンド・アロンソの加入とともに、2015年のドライバーラインアップを発表する予定だと考えられており、もしバトンが来季も続投ということになればF1で16年目のシーズンを迎えることになる。

だが、かつてホンダのワークスドライバーとして活躍していたバトンも、最終的に「年俸の大幅な減額」を受け入れるしかなかったようだと『Daily Mail(デイリー・メール)』は付け加えている。

だが、イギリスでこうした報道が行われている一方、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の有名なF1記者であるミハエル・シュミットは、逆に22歳のデンマーク人ドライバーであるケビン・マグヌッセンが来季アロンソのチームメートとなることは「十中八九間違いない」と書いている。

シュミットはさらに、アロンソは直前まで2015年シーズンはいったんF1を離れ、ポルシェからル・マン・シリーズとも呼ばれるWEC(世界耐久選手権)へ出走するかどうか検討しているような状況だったとも付け加えている。

アロンソがここへきてマクラーレン入りをためらう気持ちになったのは、アブダビでのF1公式テストにおいてホンダのV6パワーユニットがほとんどまともに走行できない状況を受けてのことだったとされているが、シュミットはマクラーレンからアロンソに提示された金額が「断るにはあまりにも巨額すぎた」とし、「フェラーリ時代の報酬を大きく上回るものだ」と付け加えている。

スペインの『El Mundo(ムンド)』も、アロンソがほんの少し前まではまだドバイにいたと報じており、アロンソが決心がつきかねる状況にあったという事実を示唆しているようだ。

だが、アロンソは11日に予定されている正式発表に向け、その後イギリスへ向かったとされている。

仮に、バトンがアロンソのチームメートということになれば、この2人が一緒のチームで仕事をするのは2002年のルノー以来ということになる。その年はバトンがレギュラードライバーで、アロンソはテストドライバーだった。

一方、ロータスのロマン・グロージャンが、F1に「新たな血」が注がれるよう、マクラーレンではバトンをはずすべきだとコメントしたことが伝えられると、バトンがそれに対してツイッターで反撃を行っていた。

だが、グロージャンはこれに対し、「僕は、ジェンソン・バトンがもうF1を去るべきだなどとは決して言っていない。彼はF1にいることがふさわしいよ!」と弁明し、次のように付け加えている。

「ただ、若いドライバーにとってはシートを獲得するのが難しいんだ。たった20しか(シートが)ないんだからね」

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