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ケータハムとマルシャの破たんは自業自得

2014年12月02日(火)18:13 pm

メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、2015年シーズンにグリッドに並ぶF1カーの台数が18台以下に減ってしまう危険はあまりないだろうと考えているようだ。

ヴォルフは、すでに経営破たんを起こしたケータハムやマルシャの次に経営的に行き詰まるのではないかと考えられているザウバー、フォース・インディア、そしてロータスの3チームに関しては、すべて生き残るだろうとドイツの経済誌『Sponsors(スポンサーズ)』に次のように語った。

「これ以上チームが失われるとは思っていないよ。少なくとも、私が各チームから得た反応はそういうことだった」

「今、我々は単に、ケーキをこれまでとは違うやり方でどのように切り分けて分配すればいいかということについての話をしているところだよ」

これまでにも、メルセデスAMGでは財政難に苦しむチームを助けるために一定の譲歩をする用意があると伝えられてきていた。

だが、ほかのチームもすべてメルセデスAMGと同じ姿勢ではないようだ。ヴォルフは、「フェラーリとレッドブルは“これは自分たちの問題ではなく、ほかの(そうした状況にある)チームの問題だ”という立場をとっている」と打ち明けた。

だが、ヴォルフも声高にそうしたトップチームたちの姿勢を批判するようなことはしていない。ヴォルフに言わせれば、クリスチャン・ホーナー(レッドブル/チーム代表)のような人たちは、自分たちの社員に対してどこよりもよい待遇を確保することを求めるのが仕事だからだ。

メルセデスAMGのトップマネジメントでありながら、今もウィリアムズの株主でもあるヴォルフは、マルシャやケータハムが経営破たんに陥ったのは、それらのチームの財政モデルが「継続性のあるものではなかった」ためだと思うと語っている。

「我々は社会主義システムを持つことはできない。結局のところ、マルシャやケータハムのようなチームには、自分たちの失敗に関する最終的な責任があるんだ」

「もし、あるチームが山のように膨れ上がった負債に押しつぶされるような状況になったとしたら、彼らが正しく運営できていたのかどうかを疑わなくてはならない。もし、持てるものより多く使ってしまったとしたら、その返済計画を持っていなくてはならないんだからね」とヴォルフは付け加えた。

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