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ウィリアムズ、ロータスの主要スポンサーを横取り

2014年11月28日(金)16:51 pm

ロータスの主要スポンサーがウィリアムズにくら替えしたことが明らかとなった。

2012年と2013年シーズンにはコンストラクターズランキングで4位となっていたロータスだが、今季は序盤から劣勢に立たされ、結果として8位でシーズンを終えている。そして、そのロータスの主要スポンサーのひとつであるユニリーバについては、以前からロータスからマクラーレンへと提携チームを変えるのではないかとのうわさもささやかれていた。

だが、そのユニリーバのブランドである「レクソーナ(Rexona)」と「クリア(Clear)」のロゴはシーズンを通じてロータスのF1カーに表示されていた。

ところが、ウィリアムズが27日(木)に、ユニリーバと2015年のスポンサー契約を結んだと発表。その声明には「レクソーナのロゴが、チームウエアなどに加え、ウィリアムズ・メルセデスFW37(2015年型車)のサイドポッド、フロントウイング、そしてフロントウッシュボーンに掲示されることになる」と記されている。

そのウィリアムズは、ロータスとはまったく逆に、2014年シーズンには昨年のランキング9位から3位へと大きく復活をとげている。

ウィリアムズのチーム副代表であるクレア・ウィリアムズは今週、自分たちのチーム体制についてはほぼ同等の規模であるロータスと直接的な比較ができるだろうとフランスの『L’Equipe(レキップ)』に対して次のように語っていた。

「彼ら(ロータスなど)と同じように、私たちは大規模チームのほぼ半分の予算で結果を出してみせたことは明らかです」

「ロータスと私たちとでは財政面においても運用面においても、その構造が異なっています。私たちは独立チームですし、唯一株式を上場しているチームでもあります。それによって私たちに高い透明性があることが大きな強みになっています。パートナーたちを安心させることができるからです」

クレアはさらに、ウィリアムズのようなチームにとっては、競技面での成功と商業面での成功には「密接な関係がある」と『Reuters(ロイター通信)』に次のように語っている。

「それ(スポンサーからの関心)は本当に上向きになっています。ここに加わりたいとみんなが望んでいるのです」

「非常にたくさんの前向きな交渉が進められています。成功が成功を呼ぶんです。そうじゃありませんか?」とクレアは締めくくっている。

ウィリアムズでは今季、アルコールメーカーのマルティーニがメインスポンサーとなっていた。だが、今後F1ではアルコールの広告宣伝が禁止されることになる可能性が高いと言われている。

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