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ヒュルケンベルグ、2015年にポルシェからルマン初挑戦

2014年11月28日(金)7:10 am

ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は2015年、F1フル参戦を続けるかたわら、ポルシェワークスからルマン24時間レースに初挑戦する。

ヒュルケンベルグは27才のドイツ人。6月に予定される伝統の一戦に先立って、肩慣らしとしてWEC(世界耐久選手権)の一戦スパ6時間にも参戦する見込み。かつては違うカテゴリーを掛け持ちするF1ドライバーなど当たり前の存在だったが、近ごろではまれだ。それだけに、本人も断りきれなかったという。

「ポルシェとルマンか。おそらくどのドライバーにとっても魅力的な組み合わせだろうね」というヒュルケンベルグ。来年のルマンはカナダとオーストリア両GPのあいだを縫って6月13と14日に開かれる。

「僕は長年のポルシェファンなんだ。今年のLMP1クラス復帰も関心をもって見守ってきた。それが高じてルマンに出たくなったんだ」

ルマン参戦には、フォース・インディアの協力も欠かせなかった。「ちょうど2015年F1カレンダーに空白ができていたのと、サハラ・フォース・インディアF1チームが快く送り出してくれたのも感謝している」

「F1とルマンをちゃんと両立できるかどうかは、僕の努力しだいだ」

いちばん最近、ルマンとF1を戦ったドライバーは、セバスチャン・ブルデー(現インディカー)だ。彼は2009年、F1でトロロッソに乗りながらプジョーからルマンに出場した。

F1世界選手権とルマンの両方を制したドライバーは歴史上、四人いる。1950年代のマイク・ホーソーン(イギリス)、1960年代のフィル・ヒル(アメリカ)、ヨッヘン・リント(オーストリア)、そしてグレアム・ヒル(イギリス)だ。

ポルシェは、ルマン24時間と切っても切れない自動車メーカーだ。1970年に初優勝してから、積み上げた勝利数は最多の16回。今年、16年ぶりにルマン復帰した。来年は今年より一台多い3台体制で臨む予定。同僚に元レッドブルのマーク・ウェバーがいる。

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