レッドブルは、今後数日のうちに、来季のトロロッソのドライバー体制を正式発表することになりそうだ。
過去3シーズンにわたってトロロッソのドライバーを務めていたジャン-エリック・ベルニュは、26日(水)にツイッターを通じて、今シーズン限りでチームを離脱することを明らかにしている。
そのベルニュの後継者として来季17歳のマックス・フェルスタッペンとともにトロロッソから出走することなるドライバーだが、現時点では有名なラリードライバーを父に持ち、今年のフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでタイトルを獲得したカルロス・サインツJr.が最有力候補だと考えられている。
来季トロロッソから史上最年少でF1デビューすることになるフェルスタッペンは、少し前に来季自分のチームメートとしてはF1経験のあるベルニュのほうが好ましいと思うと発言していた。
そのフェルスタッペンは、スペインの『AS』に次のように語った。
「カルロスになりそうだという話は聞いたよ。でも、それは最終的にレッドブルが決めることだし、僕は自分の仕事に集中するだけだよ」
「誰か経験のあるドライバーが横にいてくれるにこしたことはないけど、僕はチームのみんなを信頼しているよ」
「僕はカルロスとここ(アブダビ)で話をしたんだ。彼はすごくいい人だね。彼が僕のチームメートになるのかどうかは僕には分からないけれど、僕たちは一緒にうまくやっていけそうだよ」
レッドブルのドライバー育成プログラムの責任者であるヘルムート・マルコは、スイスの『Blick(ブリック)』紙に対し、フェルスタッペンのチームメートは12月1日(月)に明らかにされるだろうとほのめかし、次のように語った。
「月曜日にセアブスTVを見てみてよ。ドライバーがF1ショーに出てくるだろうから」
マルコが言及しているのは、レッドブルの地元オーストリアのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』の有名なスポーツ番組である「シュポルト・ウント・ターク・アウス・デム・ハンガー7」のことのようだ。どうやら、そのテレビ番組の中で、来季のトロロッソのシートに座るもう1人のドライバーが明らかにされることになりそうだ。