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フェルナンド・アロンソとロン・デニスが関係復活を示唆

2014年11月25日(火)19:11 pm

23日(日)に決勝が行われた最終戦F1アブダビGPをもって今季のF1シーズンも終わりを告げた。だが、アブダビGPが開催されたヤス・マリーナ・サーキットでは25日(火)から2日間にわたってF1公式シーズン後テストが開催されることになっている。

そこで大きな注目を集めることになることが確実なのが、マクラーレン・ホンダだろう。すでにシルバーストンで14日(金)にフィルミングデーとしてホンダエンジンによる初走行を行っているが、今回はメルセデスエンジン用に開発された今季型車をホンダエンジン搭載用に改造したマシンを使って初めて公式にテストを行うことになる。このテストを担当するのは、マクラーレンの控えドライバーである22歳のストッフェル・ファンドールネだ。

■あとはドライバーの決定だけ

そのマクラーレンだが、来季はフェルナンド・アロンソの加入がほぼ公然の事実として受け止められている。

アロンソはかつて2007年にマクラーレンへ移籍したものの、当時のチーム代表であったロン・デニス(現マクラーレン・グループ総帥)との関係が悪化し、わずか1年で契約を解消したという経緯がある。そのときは、今後アロンソが再びマクラーレンに加入することなど不可能だと考えられていた。

だが、その不可能と思われていたことが正式に実現するのも近そうだ。アロンソとマクラーレンはすでに契約をかわしていることが間違いないと見られており、マクラーレンでは今後そのチームメートを決めることだけが残されている状態だ。

アロンソ自身も、最終戦が行われたアブダビで次のように語り、マクラーレンへの移籍が事実であることをにおわせている。

「僕が(報道記事を)読んだところによれば、僕はあまり一緒に働きたいと思われる人物ではなさそうだね。だけど、肝心なのは、僕はかつて所属したチームに戻ることだってできるということだよ」

■より強固な関係を築き直せるとデニス

さらに、デニスもアロンソ復帰をほのめかしている。デニスはスペインの『AS』に対し、かつてレースの世界で最も不快な別れ方をしていたにせよ、今後再び手を組むことができないということにはならないと次のように語った。

「私の解釈についてお話ししよう。私にはみんなが何を聞きたいのか分かっているからね」

「我々の住む世界では、結婚はお互いの誓約によって成り立つものだ。だが、それがうまくいかないときもある」

「だが、実際のところ、結婚生活をやり直そうと取り組むことで、以前よりも強固な関係を築けることもあるものなんだ」

そのデニスは、マクラーレンの2015年のドライバーラインアップに関しては、12月に行われる取締役会で最終決定されるだろうと語っている。

■マクラーレンとの離別をほのめかしたジェンソン・バトン

だが、実際のところ、来季アロンソのチームメートになるのは今年マクラーレンからデビューを飾ったデンマーク出身のルーキー、ケビン・マグヌッセンのほうだと考えられている。

来年1月には35歳の誕生日を迎えるベテランのジェンソン・バトンは、自身のツイッターアカウントにマクラーレンへのお別れのメッセージとも受け取れる次のようなツイートをしている。

「これまで5年にわたってマクラーレンを自分の家に招くことができて光栄だったよ」

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