フェラーリは、わずか7ヶ月で再びチーム代表が代わることを発表した。
24日(月)の声明で、フェラーリは以下のように伝えている。
「フェラーリは、マルコ・マティアッチに代わって、マウリツィオ・アリバベーネをジェスティオーネ・スポルティーヴァ(フェラーリのF1部門)のマネージング・ディレクターとスクーデリア・フェラーリのチーム代表に任命したことを発表する」
アリバベーネは、フェラーリのスポンサーであるマルボロブランドを抱えるフィリップモリスの重役で、マルボロを通じてフェラーリやF1と密接な関係を築いてきた。2010年からは、F1のスポンサー企業の代表としてF1委員も務めている。
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、アリバベーネを選んだ理由について、「フェラーリだけでなく、統治機構とこのスポーツからの要請に精通している人物」であることを挙げている。
また、「非常に複雑で厳格なマーケットにおけるマネージングの経験」も重要だとし、「それがチームをマネージメントし、モチベーションを高める上で役に立つだろう」とマルキオンネは述べている。
4月に前チーム代表ステファノ・ドメニカリに代わって就任したマティアッチは、フェラーリを去る。
チーム代表の交代がうわさされる中、F1最終戦アブダビGPでマティアッチは「4月に始めた時と同じように、自分の仕事に集中している」と話していたばかりだった。