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F1権力バトル、アブダビでも

2014年11月23日(日)13:01 pm

F1市民戦争は、アブダビの地でも続いている。

F1で恒例の、チーム首脳を集めて行うFIA(国際自動車連盟)公式記者会見。アブダビではボブ・ファーンリー(フォース・インディア副代表)、ジェラルド・ロペス(ロータス・チームオーナー)、モニシャ・カルテンボーン(ザウバー共同オーナー)が出ることになっていた。出席は彼らの義務だ。

しかし、そのうち誰も姿を現さない。代わりに登壇したのは、フォース・インディア技術責任者のオトマー・サフナウアーとロータスのチーム副代表フェデリコ・ガスタルディ。ザウバーは記者会見をボイコットした。

記事執筆時点で、ザウバーにペナルティが下るかどうかは明らかではない。

以上の三チームは、再三にわたって不公平な営業収入の分配方法とパワーバランスを厳しく追及している。欧州連合(EU)の競争法に触れるとして、今後、欧州委員会(EC)が間に割って入る可能性もある。

ドイツ『DPA通信』によると、ECの関与を求めてブリュッセルに書簡を送ったイギリスの政治家アンネリース・ドッズ氏は、25日(火)にECの競争法担当責任者と会談を行なって懸念を表明する方針だ。

一方アブダビのパドックでは、F1を去ったマルシャを含め、反旗を翻している各チームに収益の一部を再分配する案がフェラーリとレッドブルの反対で否決された。

次回のミーティングは、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長も出席するという。トッドはアブダビに滞在中だ。

「幸か不幸か、私は今までいずれの会合にも出ていない」と21日(金)の記者会見で語ったのは、フォース・インディアのサフナウアー。「あいにく、(再分配が否決された件)の質問には答えられないね」

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