2014年F1第19戦アブダビGPが11月22日(土)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間22時)から行われた予選でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がポールポジションを獲得した。今季11回目、通算14回目。小林可夢偉(ケータハム)は19番手だった。
【結果】F1最終戦アブダビGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
今回の予選では参加台数が20台のためQ1、Q2でそれぞれ5台ずつが脱落することとなった。
Q1は、メルセデスAMG勢が最初からスーパーソフトでタイムを出し、1-2体制を築いて様子を見る展開となる。3番手にウィリアムズのフェリペ・マッサが入り、ケビン・マグヌッセンとジェンソン・バトンのマクラーレン勢が上位を占める。一方でロータス勢、ザウバーの1台、ケータハム勢がここで姿を消す。
Q1で予選を終えた16番手から20番手のドライバーは次の通り。ロマン・グロージャン(ロータス)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、パストール・マルドナード(ロータス)、小林可夢偉(ケータハム)、ウィル・スティーブンス(ケータハム)。
Q2でも早々にハミルトンがトップタイムを刻み、メルセデスAMG勢が1-2体制を築く。メルセデスAMGはここでもセッション後半はコースに出てこない。終盤にマッサとバルテリ・ボッタスのウィリアムズ勢がメルセデスAMG勢に割って入り、2番手3番手となる。好調だったマグヌッセンが最後に押し出されQ2敗退が決定。フォース・インディア勢もここで姿を消した。
Q2で予選を終えた11番手から15番手のドライバーは次の通り。ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)、ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、エイドリアン・スーティル(ザウバー)。
Q3は、予想通りメルセデスAMG勢のポール争いとなる。Q2で4番手となったロズベルグだが、Q3ではうまく周回をまとめてトップタイムを刻む。終盤にも自己ベストを短縮してみせたロズベルグがハミルトンの追い上げをかわしてポールポジションを手中に収めた。3番手4番手にウィリアムズのボッタスとマッサが続き、2列目を確保している。
5番手から10番手までの結果は次の通り。5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、7番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、8番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、9番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、10番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。
可夢偉は、ここまで心配された信頼性の問題も発生せず、3レースぶりとなった予選を19番手で終えている。
F1アブダビGP決勝は、明日の現地時間17時(日本時間22時)から始まる。