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小林可夢偉のアブダビでのチームメートはマックス・チルトンか?

2014年11月17日(月)12:56 pm

今季のF1最終戦アブダビGP(23日決勝)に臨む小林可夢偉(ケータハム)のチームメート候補にマックス・チルトン(マルシャ)の名前が浮上してきた。

チルトンは今季マルシャのドライバーを務めていたが、マルシャもケータハム同様に管財人が入りアメリカGP(第17戦)とブラジルGP(第18戦)を欠場していた。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、もしこれら2チームが最終戦のアブダビGPに出走できなければ、来季の参戦資格を失うことになると警告していた。

ケータハムの管財人はクラウドファンディング手法を用いて最終戦出場のための資金集めを行い、なんとかアブダビでの出場が可能となる状況にまで導いた。だが、マルシャは正式に取引停止を決めてスタッフたちも解雇。事実上のチーム消滅が決定している。

しかし、先週報じられたことによれば、すでに取引停止処分が下されたマルシャも、もし新たな投資家が見つかれば、まだチーム復活の可能性も残されているようだ。

『サミット・ビスポーク』と呼ばれるグループがマルシャ再建プロジェクトを依頼されたことが明らかとなっており、その代理人は次のように述べている。

「チームは出資交渉を歓迎しており、比較的少額の資金投入を行ってくれる投資家が現れれば、アブダビでレースをする用意もある」

だが、ケータハムとは違い、マルシャのほうはアブダビに向けてクルマや機材を発送しなくてはならない期限に間に合わせることができなかったようだ。

そして、マルシャでの出走が難しくなったチルトンが、ザウバー移籍を決めてすでにケータハムとの契約を解除したマーカス・エリクソンに代わってケータハムからの出走をもくろんでいると伝えられている。

ケータハムは16日(日)に可夢偉がアブダビで出走することを発表した声明の中で、そのチームメートについては「追って発表する」としている。

ケータハムが行っていたクラウドファンディングは、期限とされていた14日(金)までに目標としていた金額を集めることはできなかったものの、管財人のフィンバー・オコーネルは『BBC』に対し、不足する分はあるドライバーのスポンサーからの支援で補うことができるだろうと語り、次のように続けた。

「さまざまな契約がある。だが、この契約は、我々が交渉を行っていた複数のドライバーのうちの1人とのものだ」

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、そのドライバーとはチルトンのことだと報じている。

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