ケータハムとマルシャの破たんにより現状では11チームが9チームに減り、出走台数は22台から18台へと減ってしまっている。さらに、小規模プライベートチームの中には、同様にチーム存続が危ぶまれるところもある。さすがに、これ以上参戦チームが減少すれことになるのはF1にとっても大きな問題だ。
この局面を打開する解決策として論じられているのがトップチームによる1チーム3台エントリーとともに、GP2(下位カテゴリー)レベルの標準的なフォーミュラカーにパワーアップしたエンジンを搭載するチーム-いわゆる“スーパーGP2”-を走らせるという案だ。
F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは、これについて『BBC』に最近次のように語った。
「まんざら悪いアイデアではないと思うね」
「かなり昔のことを思い起こしてみれば、我々には基本的にひとつのエンジンしかなかった。それはコスワースだった。我々はそうやってF1を育ててきたんだ」
1960年代終盤にF1を席巻したフォード・コスワース・DFVエンジンのことを引き合いに出しながらそう語ったエクレストンは、次のように締めくくった。
「だから、私は多分“バック・トゥ・ザ・フューチャー”なんだと思うよ」