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ケータハムがチーム存続を目指して募金活動を開始

2014年11月08日(土)6:33 am

F1ブラジルGP(9日決勝)が開幕した7日(金)に、整理手続きに入っていたマルシャが取引停止を決め、チーム存続の可能性が消えたことが明らかとなった。

その同じ7日(金)に、マルシャよりも一足先に管財人が入り、再建に向けて新オーナーを探しているケータハムが2015年のエントリーのための必須条件となる今季の最終戦アブダビGP(23日決勝)への参戦実現に向け、インターネットを通じて募金活動を開始した。

この活動は、インターネットなどを通じて不特定多数のファンなどから資金調達を行うクラウドファンド方式によって行われるもので、その専門サイトである『Crowdcube(クラウドキューブ)』に専用ページが設けられている。

ケータハムの管財人が出した声明によれば、この活動は「アブダビ(最終戦)、そしてできればその後もケータハムにレースを続ける力を与える」ことを目的とするもので、「チームは、このクラウドファンディングというユニークな機会を用いてケータハムがレース復帰するために協力してくださるファンやスポンサーに報いたいと思う」としている。

11月14日(金)までに235万ポンド(約4億2,700万円)を集めることが目標とされており、募金に協力した者にはその募金額に応じて特典が与えられることになっている。例えば、2,000ポンド(約36万3,000円)を支払えば、アブダビで走行するケータハムF1カーに自分の名前をプリントしてもらえるといったようなものだ。

募金ページには、この目標額と、現時点までの募金者数、募金総額、目標額に対する達成率、残っている募金アイテム(特典)などがリアルタイムで表示されるようになっている。

かつて、2012年シーズン終盤に小林可夢偉がインターネットを通じて参戦費用の募金活動を行ったことは記憶に新しいが、くしくも今年可夢偉が所属したケータハムがチーム再生をかけて同様の募金活動に打って出たことになる。

ケータハムの募金活動ページのURLは以下の通り。

http://www.crowdcube.com/caterham/

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