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マルシャのチーム消滅が確定的に

2014年11月07日(金)23:45 pm

ケータハムとともに再建手続きに入り、新たなオーナー探しに入っていたマルシャだが、そのチーム生命が完全に絶たれることになったようだ。

『Telegraph(テレグラフ)』のダニエル・ジョンソン記者によれば、7日(金)にマルシャが「取引停止」に入ったという。マルシャは「マノーF1チーム」という名称でFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)が発表した2015年の暫定エントリーリストに名前が加えられていたが、この情報が正しければ、チームは消滅することになる。

だが、そのヒントはすでに示されていた。FIAが発表した2015年の暫定エントリーリストに加えられてはいたものの、そこには「今後の承認が必要」であるという意味のマークが施されていた。ところが、興味深いことに、同じくチーム再建手続きに入っているケータハムのほうにはそのマークが付けられていなかったのだ。

ジョンソン記者は、F1ブラジルGP(9日決勝)が開幕したインテルラゴスから、ツイッターに「(マルシャが)アブダビに姿を見せることはない」と書き込み、「スタッフは解雇された」と付け加えている。

マルシャでは、チームのスポーティングディレクターを務めるグレアム・ロウドンが、アメリカGPに続き、ここブラジルにも姿を見せている。

「だが、金を持ちこむ者は誰もいなかった」とジョンソンは付け加えている。

当初、このニュースは未確認情報であったが、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』は、金曜フリー走行1回目のライブ中継を行っている間にこのニュースが正しいことが認められたと報じている。

その後、マルシャの整理手続きに当たっているFRPアドバイザリーはこの事実を認め、次のようなコメントを行った。

「イギリスで、そして世界のモータースポーツ界において、このように大きな応援を受ける企業が、その取引を停止し、ドアを閉めなくてはならないのは非常に残念なことであるのは言うまでもない」

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