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豪雨は望むところだ、ロズベルグ

2014年11月07日(金)7:02 am

今週、はるばるヨーロッパから南米にやってきたF1サーカス。そのほとんどが、傘を持たずブラジルに降り立ったことを後悔している。

F1ドライバーズ選手権で首位を行くのは、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。彼を追いかけるチームメートのニコ・ロズベルグは、逆にニコニコ顔だ。

「今週末ずっと雨なら、それでも全然かまわない」と、ロズベルグは6日(木)、ドイツ『SID通信』に語った。

もっか好調のハミルトンとロズベルグの差は、24ポイント。今季残りレースは、ふたつしかない。

ところが最終戦アブダビGPは、「ポイント二倍」の特典で大きな議論を呼んでいるレース。優勝すれば50ポイントをもらえるだけに、失うものがないロズベルグは、サンパウロの雨もお構いなしである。

「僕は別に何だっていい」と、ロズベルグ。「アブダビでチェッカーフラッグが振られるときに僕が1ポイント上回っていれば、その理由も手段も問わないよ」

インテルラゴスは雨続きかもしれない。土砂降りもあり得る。空模様がコロコロ変わったり、予測不能にだってなるかもしれない。そしてそのために普段のチーム勢力図が崩れるかも。だが、ロズベルグには関係ないのだ。

「すべては僕次第さ。最後の二戦に活路を見出して、あらゆるチャンスをモノにする。難しいのは分かっている。アブダビのチェッカーフラッグまで全力投球する」

「フルアタックあるのみだ」のひとことで、ロズベルグは締めくくった。

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