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ケータハムとマルシャも2015年暫定エントリーリストに

2014年11月06日(木)10:47 am

現在、管財人による管理のもとでチーム存続の可能性が探られているケータハムとマルシャだが、ともにF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が5日(水)に発表した2015年のF1暫定エントリーリストに含まれていることが明らかとなった。

ケータハムとマルシャはすでに前戦アメリカGP(第17戦)を欠場しており、今週末のブラジルGP(9日決勝)も欠場することが確定している。

伝えられていたところによれば、F1チームには11月1日までに50万ドル(約5,700万円)の保証金を添えて正式なエントリー申請を行う必要があるとされていた。だが、FIAが発表した2015年の暫定エントリーリストには、今季と同じ11チームの名前が記されている。

アメリカGPが開催されたオースティンでは、先週土曜日(1日)に、やはりプライベートチームであるロータス、フォース・インディア、ザウバーが、現在の収益分配ルールの改善を求めてレースをボイコットする可能性を示唆。アメリカGPでは実際にボイコットにまでは至らなかったものの、それらのチームは今週末のブラジルでもボイコットの可能性を示していた。

だが、ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスがF1の筆頭株主であるCVC(キャピタル・パートナーズ)のドナルド・マッケンジー会長と直談判を行ったことが明らかとなり、そうした動きにも鎮静化が見られ始めている。

『Telegraph(テレグラフ)』は、あるチーム関係者の次のようなコメントを紹介している。

「我々は交渉をジェラルドに委ねた。ジェラルドとドナルドは同じような考えを持っているよ」

仮にこの交渉が成功すれば、小規模チームたちも1億6,000万ドル(約183億円)もの大金を手にすることができるのではないかとうわさされている。

2015年の暫定エントリーリストには“マノーF1チーム”という名前で記載されているマルシャは、ロシア人オーナーであったアンドレイ・チェグラコフがチーム運営から手を引いた後、現在はインド人のチーム買収候補者との交渉が進められていると言われている。

さらに、ケータハムも“CF1ケータハムF1チーム”という名称で暫定リストにその名が刻まれている。

だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が5日(水)に行った説明によれば、この2チームのエントリー申請が有効となるためには、最終戦のアブダビGP(23日決勝)へ出走することが必須条件となるという。いずれのチームにもアメリカとブラジルの2レースの欠場のみしか認められていないためだ。

さらに、ミハエル・シュミット記者は次のように付け加えている。

「ひとつの悪い兆しは、2チームとも2015年型車のクラッシュテストをすべてキャンセルしてしまっていることだ」

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