F1日本GP(第15戦)決勝でのクラッシュによりいまだこん睡状態が続いているジュール・ビアンキだが、近いうちに日本からヨーロッパの病院へ転院することになるかもしれないとの報道がされたことに関し、これを否定するコメントを発表した。
今週末で鈴鹿での事故から4週間が経過するが、ビアンキの家族は30日(木)に声明を出し、ビアンキが依然として「重篤ではあるが安定」した状態であると述べている。
ビアンキが所属するマルシャは破産手続きに入ったことで今週末のアメリカGP(11月2日決勝)には出場しないが、今回の家族による声明もこれまで通りチームを通じて出されており、マルシャが継続的に「コミュニケーションを手助けすることで(ビアンキの)家族を支援し続けている」とされている。
家族は、ビアンキに対して大きな支援が寄せられていることは理解しているものの、「新しい情報として提供できるものはない」と説明。さらに、最近報じられていたヨーロッパへの転院の可能性についてはこれを否定し、次のように述べている。
「今のところは、彼の治療はここ四日市で続けられることになります。私たちは一歩ずつ物事を進めています」