財政的に苦境に立たされていることが報じられているF1チームのマルシャが、チームの売却交渉を進めていると報じられた。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、ケータハムと並んでマルシャも今週末に開催されるF1アメリカGP(11月2日決勝)と2週連続で行われるブラジルGP(11月9日決勝)を欠場することになると語ったことが報じられていた。
マルシャについても、ケータハム同様に破産手続きのために管財人が介入することになるようだと伝えられているが、エクレストンはその件に関して『Daily Mail(デイリー・メール)』に次のように語った。
「マルシャが長く継続できるかどうか、私にはまったく分からない。彼らが破産申請をする必要がなければそれにこしたことはないよ」
メディアの報道が熱を帯びる一方で、マルシャからはこれに関するコメントは一切でてきていない。さらに、過去10日にわたって公式ツイッターアカウントにも何の情報も提示されていない状況だ。
マルシャのチームオーナーであるアンドレイ・チェグラコフはチームの売却を望んでいると伝えられているが、『Telegraph(テレグラフ)』はイギリスでインド系鉄鋼業を営むバルジンダー・ソヒとソニー・カウシャルという兄弟が買収に意欲を示していると報じている。
ソヒはその記事の中で次のように語っている。
「契約まであとわずかというところまできている。だが、適正な価格でなくてはならない。我々は真剣な申し入れを行っており、今後の成り行きを見ることになる」